シナリオの設定

ここでは、エージェントを作成するために必要な基本的なシナリオ設定に必要な機能、考え方を解説していきます。

エージェントの対話シーケンスの基本は、「言われたこと」に対して「返答」を返すことです。Agentcraft™では「言われたこと」については「マッチング条件」、「返答」については「アクション」のコンポーネントを用意しています。

マッチング条件

マッチング条件とは?

マッチング条件には、ユーザが入力してくるであろう発話のパターンを入力します。その条件にマッチングすると、セクション内のそれ以降の処理が上から順番に実行される仕組みになっています。

条件は複数記述できます。様々なパターンを想定し的確にユーザ発話をマッチングできるようにルールを設定しましょう。

マッチング条件を作成する

マッチング条件からぶら下がっているプラスアイコンをクリックします。

マッチング条件を設定する

入力欄に想定されるユーザ発話を入力します。

一致パターンについて

一致パターンをクリックすると7つの選択肢が表示されます。

  • 完全一致
  • 完全(部分一致)
  • 読み一致
  • 読み(部分一致)
  • 正規化(部分一致)
  • 類義語(部分一致)
  • 正規表現

例えば、「私の車です」という発話内容をユーザ発話ボックスに登録した場合の動作は以下の通りです。

  1. 完全一致: ユーザの発言が「私の車です」のときのみエージェントが反応
  2. 読み一致: ユーザの発言が「私の車です」と「私のくるまです」と「わたしの車です」と「わたしのくるまです」のときのみエージェントが反応
  3. 完全(部分一致): ユーザの発言が「これが私の車です」のときにもエージェントが反応
  4. 読み(部分一致): ユーザの発言が「これがわたしのくるまです」のときにもエージェントが反応
  5. 正規化(部分一致): ユーザの発言が「私の車だ」のときにもエージェントが反応
  6. 類義語(部分一致): ユーザの発言が「僕のくるまです」や「これが私の自転車だ」のときにもエージェントが反応
  7. 正規表現: 正規表現での一致が可能です(上級者向け)

なお、類義語(部分一致)を選択すると、1〜5の発言内容でもエージェントは反応します。

「部分一致」を選ぶことで、設定したキーワードがユーザ発話内のどこかに含まれてさえいれば、セクションにマッチングさせることができます。ユーザがどのような表現で発話するか分からない場合にはぜひご利用ください。

マッチング条件のTips

マッチング条件では特殊な記法を使うことでより柔軟なマッチングを表現することができます。

アスタリスク(*)記法

「*」は1文字以上の任意の文字列にマッチングする特殊文字です。

エンティティ(+)記法

「+」はエンティティを呼び出す特殊文字です。+に続いて辞書名を選択することでエンティティ(ユーザ辞書)を呼び出すことができます。エンティティに登録した文字列群にマッチングさせることができます。

変数(#)記法

「#」は変数を呼び出す特殊文字です。#に続いて変数名を選択することで変数を呼び出すことができます。変数に登録されている文字列にマッチングさせることができます。

アクション

アクションとは?

アクションはエージェントが返す対話と、同時に返却するメタデータを設定するコンポーネントです。メッセージとコマンドの2つの設定から構成されます。

メッセージ

メッセージとは?

メッセージとは、エージェントが利用ユーザに対して実際に発話する内容を設定するコンポーネントです。ここで入力した値が合成音声として再生されることになります。

メッセージを設定する

メッセージの入力欄をクリックし、返答したい内容を入力します。

メッセージで利用可能な特殊記法

メッセージでは、変数や連携ボットなどを使用することができます。特殊記法で記述された内容は、実際にこのメッセージが返却される際に処理を実行し、処理の結果を返答文として返却します。

コマンド

コマンドとは?

コマンドとは、返答をクライアントアプリケーションに返却する際の、メッセージ以外のメタデータです。発話内容以外に利用したい情報がある場合はこのコマンドを利用します。
詳しい内容はメタデータ仕様のページをご参照下さい。